牛乳が健康にいいか、悪いかなどという話があります。
何かきっかけがあった時に、常識を覆すような書物を出すと売れるというのが目的のようです。
まあ、内容はトンデモ系らしいですが。
あるページを見ると、「欧米人は乳製品を消化吸収でき、それ以外の民族はできない」とあります。
で、「欧米では牛乳は成人病や骨粗しょう症の原因とされている」そうです。
消化吸収している人としていない人だと言っておいて、最後は同じ土俵に入れていますね。
全体の信頼性は薄そうです。
何でもそうですが、摂り過ぎはよくありません。
栄養が偏ります。
もちろん、牛乳は子牛が飲むための栄養としては十分ですが、人間用ではないので十分な栄養とはなりません。
前回書いているように、人間用に調整したのが粉ミルクで、赤ちゃんに牛乳を飲ませるのもよくありません。
ある程度成長して、他から主たる栄養を摂るようになって、補助的に牛乳を飲むのは問題ないでしょう。
昔、牛乳を飲むと牛になるなどという人もいたようです。
それだけ永く飲まれなかったということでしょう。
牛ではないですが、「楊貴妃は 綺麗な顔で 豚を喰い」などというのもあります。
中国では4本足で食べないのは机だけ、飛ぶもので食べないのは飛行機だけなどとも言います。
これ、中国の簡体字で同じ「机」になるのがミソなのですが。
もっと昔は、蘇や醍醐というものがありました。
やんごとなき方々しか口にできなかったかもしれませんが。
醍醐味というのは、その醍醐の味のことを言っています。
涅槃経には「牛より乳を出し、乳より 酪を出し、酪より 生酥を出し、生酥より 熟酥を出し、熟酥より 醍醐を出す。醍醐は最上なり。」とあるそうです。
ところがこれらは諸説あって、何なのか分っていません。
チーズのようなものだと考えられています。
ヒントは「生酥より 熟酥を出し」でしょう。
ヨーグルト、醗酵バター、チーズなどが「熟」で醗酵でしょう。
もしかして、熟酥がチーズなら、醍醐はチーズフォンデュかもしれません。
誰もそんな説は唱えていませんが・・・かなり美味しそうです。
昔の人が食べたら、それはびっくりしたと思います。
それはさておき、生乳からはバターが簡単に作れます。
脂肪が大きいためで、この脂肪を小さく均一化したのがホモ牛乳です。
あるいは、生乳を煮詰めるとコンデンスミルクのようになるでしょう。
生乳を加熱して放置すると上に膜が張ります。
何かに似ていますね。
豆乳、豆腐、湯葉みたいです。
落語に「酢豆腐」がありますが、中国には「臭豆腐」というものが本当にあります。
油で揚げて食べますが、本当に臭い(食べるとそうでもない)そうです。
紅麹を使ったものは、沖縄の「豆腐よう」(紅麹・泡盛などに漬ける)に見た目がそっくりです。
「腐乳」というのもあり、豆乳に調味料を加え醗酵させたものです。
日本では大豆から作った豆腐文化になったため、牛乳は飲まれなくなっていったのでしょう。
ということで、妙なものを飲ませるよりは牛乳の方がいいですし、信頼できるメーカーの国産乳100%(県内産乳100%ならもっと?)ならいいと思います。
ただし、アレルギーは何にでもあります。
自分とは違うたんぱく質や脂肪を摂るのですから、体が防御しようとするかもしれません。
体質と食事に合った飲ませ方をしましょう。