虐待死の子が親をかばっていたこと

Posted 1月 27th, 2010 by ゆうなパパ

 小学1年の海渡(かいと)君(7)が両親による虐待死した事件のことです。
 近所の人は連れ子だということや、虐待を知っていたそうです。
 それで「お父さんから、いじめられてないか?」と聞くと、「いじめられてません。悪いことをしたら怒られるけど」と言っていたのでした。
 一度、虐待を知った学校の校長・副校長・担任が家を訪ねた際、「二度と殴らない」と言ったため、子ども家庭支援センターと児童相談所も「対応は不要」としたそうです。

 可哀そうで仕方ありません。

 子供には特殊な能力があります。
 生きる能力です。
 虐待されてもそれを受け入れ、虐待されないように逆に愛すのだそうです。
 ある程度の年齢になると反抗期になりますが、それまでは親は絶対的なものなのです。

 「二度と殴らない」というのは、殆どの場合、また殴ります。
 本当にそう思える人なら、最初から殴りませんし、殴っても手加減します。

 私は、ゆうなが悪いことをして、言っても聞かないと手を「ピン」します。
 「悪い手ピン」と言って手の甲に人差し指を置くだけで、叩きもしません。
 それでも、悪いことをしたと判るようです。

 なぜそれくらいしかしないかというと、子供が弱いことを知っているからです。
 それはもう「赤子の手をひねる」ようなものですから。

 ある程度の年齢になるまでは体罰はすべきではないと思っています。
 逆のことを言う人もいますが、なぜ体罰を受けるのか判らないのに体罰をしても無意味でしょう。
 少年法の理念に近いものです。
 もちろん、体罰も年齢に沿った内容であるべきだと思っています。
 体罰と言っても痛みは必要ないでしょう。
 悪いことだと自覚できれば目的は達するのですから。
 何か「悪いことをしたときの儀式」みたいなもので、それをされたら悪かったのだと判れば十分です。
 そして、体にも、心にも、傷にならないものでないといけません。
 体の傷はそのうち治るかもしれませんが、心の傷は治りにくいですから十分な注意が必要です。

 再婚が悪いとは言えません。
 仕方ないことでしょうし、連れ子がいる場合もあるでしょう。
 ニュースでは母親の連れ子を再婚した男(あるいは付き合っている男)が虐待することが多いようです。
 もちろん、逆もあるでしょう。
 男は暴力的で、女は陰湿ないじめという感じでしょうか。
 ソースはシンデレラですが。
 亡くなるのは暴力の方なので、ニュースで目にすることが多いだけかもしれません。

 動物は他の(群れの)子供は育てません。
 育てる方が珍しいでしょうし、育てるとしてもメスだけで、オスがそういう行動をすることは殆どないでしょう。
 ライオンのオスは群れに自分以外の子供がいる場合は、その子を殺します。
 子供がいるとその母親のメスが発情期にならないため、子孫を残せないからですし、自分以外の遺伝子を持った子供を育てるメリットなどないからです。
 もちろん、人間には許されませんし、そうしないのが人間なのですが。

 母親は22歳で7歳の子供がいたことになります。
 継父は31歳です。
 若くして親になった母と、いきなり子持ちになった継父では子育ては無理だったのかもしれません。

 子供が生まれたからと、すぐ親になれるのではありません。
 子供の成長に伴って、一緒に親になっていくのです。
 7歳の子供の親になるには7年が必要なのです。

 もちろん、いきなりできる人もいるでしょうが、希ではないでしょうか。
 他人の子供となると、なかなか難しそうです。

 例えば、新生児だったらどうでしょう。
 いきなり新生児の親になるのは全部の親が同じです。
 でも、新生児の場合、誰かが助けてくれますね。
 できないことが判っているからです。

 ある程度の年齢の子供の親にいきなりなっても誰も助けてくれません。
 そこが問題なのかもしれません。

 再婚(あるいは離婚)は、子供のことを第一に考えて欲しいものです。
 子供は傷つきやすいのに、それを受け入れてしまうのです。
 離婚や再婚で一番(あるいは唯一)傷つくのは子供なのですから。

 もしかしたら、双方に連れ子がいた方がいいのかもしれません。
 連れ子がいるのは育てられるからで、育てられなければいないでしょうから。
 まあ、一概には言えませんが。
 少なくとも、子育て経験のない人と再婚するのはよく見極める必要がありそうです。

 再婚を考えている人は、こんな事件が起こらないように、よく考えて欲しいものです。

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