アメリカ・ボストン子ども病院の研究チームの発表によると、乳幼児突然死症候群(SIDS)で死亡した36人の調査から、脳幹内のセロトニンの量が少ないことが原因である可能性があるとのことです。
セロトニンは90%が小腸にあり、わずか約2%が脳幹など中枢神経系に存在します。
小腸で作られ、腸の運動に関わりますが、それ以上に脳や神経などへの影響が大きい物質です。
うつ病はセロトニンやアドレナリン不足などが原因のひとつとも考えられています。
逆に多くても困り、セロトニン症候群はセロトニン過多の病気で、最悪死に至ります。
起きているときは脳幹だけでなく他の脳の支援もあるのですが、眠ると脳幹のみで維持することになるため、セロトニン不足により異常感知機能がうまく働かず死亡してしまうのではないかとのことです。
セロトニンが不足していても、呼吸しやすい姿勢であれば問題ないはずです。
本編にも書いていますが、不注意で死なせる場合も多いのではないでしょうか。
柔らか過ぎない敷布団で、シーツやまくら(タオルが良い)で鼻が塞がれないようにすること。
赤ちゃんは鼻呼吸しかできません。
うつぶせ寝なんて未必の故意とすら思えます。
一番多いのは、病院や託児施設側の不注意で死なせて、病気のせいにすることのように思います。
逆に、セロトニンが原因だとなれば、不注意で死なせたのかどうか、解剖して検査すれば分るかもしれません。
もちろん、そうならないように、例えセロトニンが少なくても大丈夫な状態で寝せることが重要です。
だったらセロトニンを増やそう、そう思いますよね。
歩いたり、声を出したり、バナナや大豆食品を食べるとセロトニンが増えるそうです。
でも赤ちゃんは歩けませんし、喋れませんし、食べられません。
母乳にはセロトニンが含まれるでしょう。
実は、乳腺が母乳でいっぱいになると、それ以上母乳を作らないためにセロトニンが出て止めるのだそうです。
沢山おっぱいが出ることは、やはりいいことのようです。
怖いのは薬です。
赤ちゃんが飲むものだけでなく、母乳に移行します。
抗セロトニン薬はセロトニン量を減らし、その結果頭痛や吐き気を鎮めます。
赤ちゃんのお世話は睡眠が不規則になり、ずっとだっこしていて肩こりになったりと、頭痛になりやすいかもしれません。
ずっとなかった生理も始まり、思わず痛み止めを・・・なんて危険です。
鎮痛薬・風邪薬など抗セロトニン作用がある場合、赤ちゃんのセロトニン量に影響するかもしれません。
とはいえ他の薬も、アルコールも、タバコも、本当は全部危ないものです。
薬は毒を少量飲んでいるだけですから。
必ず授乳しても大丈夫なのか、薬剤師に聞くようにしてください。
セロトニン不足が原因と決まったわけではありませんが、そうかもしれないというのですから、わざわざリスクを犯す必要はないでしょう。
セロトニン不足か知りたいと思っても、脳幹の存在量ですので、生きている間に検査もできません。
血中量は測れますが、それでは意味がありません。
大人だと質問に答えて状態を測れるかもしれませんが、赤ちゃんにはそれもできません。
やはり、寝具・寝かせ方、暑さ・寒さなどに注意して、万全を期す以外なさそうです。