慶応大学の福田恵一教授などによる研究チームによって、0.1mlの血液から23~25日でiPS細胞を作ることに成功しました。
従来は皮膚などを切除し、そこから70日ほどかけて作られていましたが、時間は3分の1になり、極少量の血液で作り出すことができる画期的な技術です。
iPS細胞は人工多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cells)のことで、体のどの細胞にもなりうる可能性を持った細胞です。
原理的には男性から卵子を、女性から精子を作ることも可能だそうです。
このiPS細胞は血液中に含まれる免疫細胞の一種、T細胞を増やし、特殊なウイルスを使って4種類の遺伝子をT細胞に導入し作られます。
その後にウイルスは消滅し、できたiPS細胞はがん化しにくいそうです。
従来の方法ではウイルスによりDNAが傷ついたり、がん化しやすかったことがありました。
わずかな血液で従来の3分の1の時間で、がん化しにくいiPS細胞ができるのですから、画期的な発見だと言えるでしょう。
このiPS細胞を使うことによって、様々な病気についての治療や、研究に役立てることができます。